元日本代表監督トルシエ氏が語る「中国ではパス精度が低くても許される」理由とは?

日本と中国を知るサッカー界の大物

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日本人にとっては忘れられない名将だ photo/Getty Images

日本と中国ではピッチ上で求められる能力に違いがある。日本サッカー界の向上に多大な貢献を果たし、現在は中国の重慶当代力帆のSDを務めるフィリップ・トルシエ氏がそのように語っている。

豊富な資金力を生かし、多くのスター選手と次々にサインすることで急速な発展を遂げている中国スーパーリーグ。選手の“爆買い”以外にも、マルチェロ・リッピやスヴェン・ゴラン・エリクソン、そしてファビオ・カンナバーロといったサッカー界の重鎮を招聘してきた同リーグだが、元日本代表監督のトルシエ氏もまた中国サッカー界の発展をアシストしている大物の1人だ。日本と中国を深く知る同氏は、両国において“望まれる能力”が異なると説明している。中国『cankaoxiaoxi.com』がトルシエ氏のコメントを伝えた。

「中国で高い評価を得るのは、スキルやテクニックが突出し、豊富なスピードなどを生かしたドリブル突破を得意とする選手だ。分かりやすくクオリティーを備える者だね。仮に味方へのパス精度が低くてもここでは許される。しかし、日本では仲間へしっかりとパスを通し、そのセンスが高い者を求める傾向にある。パスで決定的なチャンスを作る選手だ。要は中国と日本では個人を尊重するか、チームを重視するかに大きな違いがあると言えるね」

これが日本にW杯でのグループステージ突破をもたらし、多くの歓声を呼び寄せた人間の意見だ。どちらかと言えば、トルシエ氏はチーム至上主義のようにも思えるが、彼はその価値観をどのような形で中国サッカー界に落とし込むのだろうか。その挑戦を応援したい。

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