上海上港のビラス・ボアス監督が2本のPKを失敗したオスカルをフォロー

オスカルがACL浦和戦で2本のPKを失敗も、指揮官の信頼は揺るがず

ACLグループステージ第4節の浦和レッズ×上海上港が埼玉スタジアムで行なわれ、44分にラファエル・シルバが奪った1点を守りきった浦和レッズが1-0で勝利した。ホームで勝点3をゲットした浦和レッズだが、後半に2本のPKを与えるなど薄氷の勝利だった。

上海上港に与えた1本目のPKは後半20分。柏木陽介がペナルティエリア内でオスカルを倒し、キッカーをオスカル自身が務めた。ゆっくりとした助走から軽くフェイントをかけ、フワッとした右足シュートでゴールを狙ってきたが、GK西川周作が右手を伸ばしてこれを弾き出した。

後半31分にはリュ・ウェンジュンが上げたクロスが槙野智章の手に当たり、2本目のPKを献上した。キッカーはまたしてもオスカル。今度は勢いのある助走から強いインパクトで右足シュートを放ってきたが、ボールはゴールバーを大きく越えた。
その後も両チームに得点が生まれず1点差で決着したことで、試合後の記者会見では上海上港のアンドレ・ビラス・ボアス監督に中国人記者から2本のPKを外したオスカルについて質問が飛んだ。上海上港はオスカルを獲得するために6000万ポンド(約86億円/2016年12月当時)の移籍金を支払ったとされている。そのため、高額の“助っ人”が立て続けに犯したミスについて説明が求められた。

「PKを外したあとも、オスカルは良いパフォーマンスをしていた。1本目を外したあとも、2本目を外したあとも同じだった。自分でゴールを取りたいという気持ちが伝わってきたし、われわれは彼を信頼している。実際、彼のプレイは正常で、良いパフォーマンスができていたと思う。試合前からPKのキッカーはオスカルだと決めていたので、2本目も任せた」

ビラス・ボアス監督はオスカルをしっかりとフォローし、この日のプレイで信頼が揺らぐわけではないことを強調した。そして、「残念ながら運がなかった」とこの日の敗戦を冷静に振り返っている。

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