問題児バロテッリの操縦もお手の物? “極めて丁重な”対応を心がけるニース指揮官「彼と接するのは難しくない」

「彼には怒鳴らないようにしている」

今季のリーグアン18試合に出場し、11得点を挙げているマリオ・バロテッリ。昨季までは極度の不振に陥っていた同選手だが、今季より在籍するニースでは持ち前の決定力の高さを見せつけ、同クラブの躍進に貢献している。
同クラブを率いるルシアン・ファブレ監督は、素行不良で知られるバロテッリと接するうえで大切にしていることを明かした。米『ESPN』が伝えている。

「彼と接するのは決して難しいことではないよ。単純に私が彼をリスペクトし、彼にもチームメイトをリスペクトするようにと言い聞かせているだけさ。今のところ彼は真面目に練習に取り組んでいるし、叱ることなんてないよ。もちろん、守備のサポートを怠らないようにという指示も出すけれど、(指示を出すときも)怒鳴らないようにしているんだ」

今季は主審に対する暴言で退場になったケースはあったものの、指揮官との確執やピッチ外での問題行動が報じられる機会が減少しているバロテッリ。スイスやドイツで豊富な指導歴を有し、若手選手との対話に定評がある同監督の下でのびのびとプレイできていることが、今季の活躍に繋がっているようだ。現代のサッカー界において指揮官に求められる資質は多岐にわたるが、戦術的な素養は勿論のこと、アクの強いスター選手に対する言葉がけも今まで以上に考えなければならない時代になっているのかもしれない。

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