クラブでも代表でも好調をキープする男に対し、ヨーロッパからも称賛が届けられた。
28日、ロシアW杯アジア最終予選でタイ代表と対戦し、4-0と圧勝を収めた日本代表。“ダブル・シンジ”の活躍や吉田麻也の攻守における奮闘が目立った同試合だが、やはりスポットライトを独占すべきは久保裕也だろう。絶好調のヘントストライカーは、長年にわたり圧倒的な存在感で日本代表のエースを務めてきた本田圭佑を差し置き、右サイドで先発すると、素晴らしいクロスから香川の先制弾をアシスト。さらには自身も左足で豪快なシュートを叩き込むなどし、計1ゴール2アシストという大車輪の活躍を見せた。
仏『L'EQUIPE』はそんな久保の活躍が「特に印象的だった」と綴り、次のように伝えている。
「ヘント新加入の久保裕也がまたしても最高のプレイを見せている。UAE戦で1ゴール1アシストを達成した彼は、この試合でも3得点に絡んでみせた。2つのアシストに加え、日本のメッシは25mの距離から左足のシュートを叩き込んだ」
今冬にスイスのヤングボーイズから加入したヘントで、9試合出場7ゴール3アシストという突出した戦績を残した久保。彼に付けられた“日本のメッシ”というあだ名は、もはやそれほど大袈裟な表現ではないのかもしれない。