プレミアリーグは世界トップレベルの選手、指揮官が集まるリーグだ。ジョゼ・モウリーニョ、ジョゼップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、マウリシオ・ポチェッティーノら上位クラブの指揮官も外国人だ。中でも今季はチェルシーを指揮するイタリア人指揮官アントニオ・コンテが素晴らしい。EURO2016でイタリア代表を率いていたコンテは、チェルシーでも3バックを導入。これがミラクルフィットしてチームは首位を独走している。
英『Sunday Post』によると、以前マンチェスター・シティを率いてリーグ制覇も達成したロベルト・マンチーニは、近年イタリア人指揮官がプレミアリーグで結果を出していることを誇りに思っている。思えば昨季レスター・シティを優勝に導いたクラウディオ・ラニエリもイタリア人指揮官だ。
「イングランドのゲームや選手のライフスタイル、ダイエットなど、慣れるには時間がかかる。しかしそれ以降はクオリティが出てくる。イタリアは最も優秀な指揮官を生み出していると信じている。コンテはチェルシーで非常に上手くやっているね。彼がとても強いチームを引き継いだことは言わないといけないが。アンチェロッティ、私、クラウディオ、4人目のイタリア人指揮官がプレミアリーグを制覇しそうだね」
マンチーニはこのように述べており、イタリア人指揮官の優秀さをアピールしている。コンテに至ってはプレミアリーグで3バックのブームを起こしており、イングランド代表も試してみたほどだ。イングランド全体のフットボールを変える可能性があり、イタリア人指揮官が与える影響は大きい。現在ユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリも将来プレミアリーグにやってくるのではと言われているが、イタリア人指揮官が1つのトレンドになっているのは間違いないだろう。