マンUは”ファーディナンド2世”を見逃した!? 退団から2年でイングランド代表の主軸になった男

インターセプト数などでも代表トップ

インターセプト数などでも代表トップ

イングランド代表に選ばれたM・キーン photo/Getty Images

またマンチェスター・ユナイテッドはミスをしてしまったのか。2015年の冬にバーンリーへ完全移籍したDFマイケル・キーンが、先日のドイツ代表戦でイングランド代表デビューを飾った。マンUにもイングランド代表のクリス・スモーリングがいるものの、キーンがまだ24歳であることを考えると放出はもったいなかったように思える。

英『The Times』によると、元マンUのDFリオ・ファーディナンド氏もキーンの代表入りを喜んでいる。ファーディナンド氏は若い頃からマンUでキーンのことを見ており、特徴などはよく理解している。そのうえで24歳のキーンについて、「24の頃の私のよう。スポンジのように吸収する」と若手DFの成長に自身の姿を重ねているようだ。

これは決して感覚だけの話ではない。スモーリング、フィル・ジョーンズ、チェルシーのガリー・ケイヒル、マンチェスター・シティのジョン・ストーンズと比較しても、キーンは非常に優秀な成績を収めている。今季のキーンは1試合平均のインターセプト数が1・97で、これは上記の選手の中でトップの数字だ。ストーンズが1・71、ケーヒルが1・47を記録しており、今季のキーンは確かな結果を残している。
さらにシュートブロックの数もキーンがトップだ。キーンは1試合平均のブロック数が1・28本で、これに次いで多いのはスモーリングに0・75だ。もちろん上位クラブに比べてバーンリーの被シュート本数が多いことも関係しているだろうが、それでも立派な数字だ。

ファーディナンド氏はキーンの代表入りについて「下部のリーグでプレイするためにマンUを去り、その18ヶ月後にイングランド代表デビューだ。素晴らしいストーリーだし、それに私が少しばかり関われたのを幸運と感じるよ」とコメントし、若い時から知るキーンの代表デビューを喜んでいる。

マンUに残っていてもスタメンで出場できたという保証はないが、近年はこうした補強のミスも目立つ。まだキーンは24歳のため、マンUで最終ラインを束ねるリーダー的存在になることも不可能ではなかったはず。マンUはあっさりと手放してしまったが、これもミスだったか。

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