2018ロシアワールドカップ出場を目指して23日にUAE代表とアウェイで対戦した日本代表は、主将のMF長谷部誠を負傷で欠いていた。長谷部は精神的支柱でもあり、厳しいアウェイゲームで主将不在がどこまで響くのかと不安視する向きもあった。しかし、今の日本代表にはDF吉田麻也がいる。
吉田はUAE戦でキャプテンマークを巻いたが、これをサウサンプトン地元紙『Daily Echo』も取り上げている。同メディアは「吉田がフィルジル・ファン・ダイクの離脱以降、クラブで大きな役割を担っている」と伝えており、日本代表のキャプテンマークを巻くことにも特別問題はなかったとの見方だ。
吉田はサウサンプトンでも重要な役割を任されたことで責任感が生まれたと語っており、そのプレッシャーなどが吉田を急成長させたのは間違いない。チームには長友佑都、香川真司、川島永嗣と代表での経験も豊富な選手が揃っているが、今の状況を考えると吉田が最も主将にふさわしいと言える。
吉田は現在28歳で、ポジションがセンターバックであることを考えると2022年大会の出場も十分に狙える年齢だ。長谷部ほど主将にふさわしい選手もいないと思 われていたが、今季吉田が急成長したことでその不安も少しばかり解消されてきたと言えるのではないだろうか。