ロッベンのカットイン、アンリのななめ45度ショット 英紙が選ぶ”分かっていても止められない8人”

予想しても防げない

予想しても防げない

ドリブルが得意なロッベン photo/Getty Images

サッカーの世界では、分かっていても止められない絶対の武器を持つ選手がいる。DFも何をしてくるかはある程度予想がついているのだが、それでも止められない領域のプレイがあるのだ。

今回英『Daily Mirror』はそうした絶対の武器を持つ選手を8人紹介している。例えばバイエルンのアリエン・ロッベンだ。中にカットインしてシュートを打ってくるパターンは世界中のDFが理解しているのだが、それでも止められない。それは33歳になった今も変わらず、DFは同じパターンにやられ続けている。

ロッベンと同じドリブルでいうなら、バルセロナのリオネル・メッシもそうだ。メッシの場合はロッベンよりもパターンが豊富だが、それでもDFはメッシの得意とするドリブルを理解している。それにも関わらず、今でも一気に2、3人抜かれてしまうことも多い。今でこそ披露する機会は減ったが、レアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドが若い頃に見せていたシザースも止められない武器に選ばれている。
さらに同メディアはチェルシーMFエデン・アザールのターンも絶対の武器に挙げている。アザールはトラップ時やドリブル時に右足のアウトサイドを使って180度ターンするプレイをよくするが、あれに振り切られてしまうDFは多い。また 、ボールを巧みに守るアザールを強引に押してしまってファウルを取られるパターンも多い。

キック部門で見ていくと、元アーセナルFWティエリ・アンリ氏が何度も披露した左サイドからのコントロールショットも選ばれている。同氏は斜め45度あたりからファーサイドのネットにカーブをかけたボールを何度も蹴り込んでおり、同メディアはアンリ氏より精度の高い選手はいただろうかと称賛している。GKはあのコースに蹴ってくると分かっているはずだが、それでも止められない。

他にはレアル・マドリードなどで活躍したMFデイビッド・ベッカム氏の正確無比なクロス、アーセナルMFメスト・エジルのスルーパス、先日のイングランド代表戦でも見せたドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの強烈シュートも分かっていても止められない武器に選ばれている。

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