ディ・マリア、シュバインシュタイガー、ファルカオ…… 豪華すぎる”ファン・ハール政権の補強ミス”

残っている者は少なく

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ファン・ハールとシュバインシュタイガー photo/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドに所属する元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーがMLSのシカゴ・ファイアーに移籍することが発表された。シュバインシュタイガーは2015年夏にバイエルン時代の恩師であるルイ・ファン・ハールと仕事する道を選んだが、そのファン・ハールは昨季限りで退任。現在のジョゼ・モウリーニョからは満足な出場機会を与えられなかった。

今回のシュバインシュタイガー移籍で見えてくるのは、ファン・ハール政権時の補強ミスだ。英『Daily Mail』も補強ミスに注目しており、「現時点でどれだけの選手がマンUで生き残っているのか」と特集。獲得した選手が成功だったのか失敗だったのかを分析している。

まずヒットした選手から見ると、現在も重要な戦力になっているアンデル・エレーラ、マルコス・ロホ、アントニー・マルシャル、そして第2GKを務めるセルヒオ・ロメロもフリーで獲得したことを考えるとヒットと言えるかもしれない。しかし、これだけの選手しかヒットしなかったのは少々寂しい。
同メディアの失敗リストにはメンフィス・デパイ、アンヘル・ディ・マリア、ラダメル・ファルカオ、ビクトール・バルデス、マッテオ・ダルミアン、モルガン・シュナイデルラン、ルーク・ショウ、そして今回のシュバインシュタイガーと多額の資金を投じて獲得した選手が多く入っている。このうちチームに残っているのはダルミアンとショウのみで、他の選手は早々にクラブを去っている。

しかもディ・マリア、ファルカオの2人は移籍先でそれぞれ結果を出しており、それを活かし切れなかったのは悔やまれる。シュバインシュタイガーも移籍し、ファン・ハール政権時に獲得された選手のほとんどがクラブを去ることになる。マンUはモウリーニョの下でリーグカップを制すなど結果を出し始めているが、補強戦略のミスが足を引っ張っているのは間違いないだろう。

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