今季のブンデスリーガ第25節終了時点で4位につけているホッフェンハイム。縦に鋭い攻撃を武器に同リーグ開幕から第17節まで無敗を継続するなど、大躍進を遂げている。
ドイツサッカー協会(DFB)は現地時間の20日、2016年の最優秀監督に同クラブを率いるユリアン・ナーゲルスマン監督を選出したことを発表した。緻密な分析に基づく試合中のシステム変更などに定評がある29歳の青年監督は、同協会のホームページを通じて受賞の喜びを語っている。
「新米同然の私がこのような栄えある賞を頂き、ただただ驚いています。この感動を言葉で表現するのは難しいですし、私と関わりを持った全ての人に感謝したい気持ちでいっぱいです」
ドイツサッカー協会のA級指導者ライセンスをトップの成績で取得したことで知られるナーゲルスマン監督。その並外れた戦術眼を活かして同クラブに破壊力抜群のカウンターサッカーを植えつけただけでなく、同リーグ第25節終了時点で僅か2敗と、及第点以上の戦績を残している。守備の要である二クラス・ジューレが来季よりバイエルン・ミュンヘンでプレイすることが決定しているが、同監督は守備組織を再構築し、来季以降も同クラブを上位に導くことができるだろうか。