チャンピオンズリーグのベスト8で実現したユヴェントスとバルセロナの対戦は、守備のユヴェントスと攻撃のバルセロナといった構図になると予想される。ユヴェントスもゴンサロ・イグアイン、パウロ・ディバラと優秀なアタッカーを揃えるが、それでも攻撃力はバルセロナの方が上だろう。それはPSGとの1回戦でも証明されており、ユヴェントスは守る時間が長くなると予想される。
問題はリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールのMSNをどう抑えるかで、ここを抑えない限りユヴェントスに勝利はない。PSG戦でバルセロナの攻撃陣が自信をつけているのは明らかで、非常に厄介な存在となるだろう。
しかし、元イタリア代表GKディノ・ゾフ氏はユヴェントスがPSGのように守備が崩壊することはあり得ないと自信を持っている。伊『Republika』などによると、ゾフ氏はユヴェントスの強みが守備にあると語り、MSNが相手でも大量失点は予想していないようだ。
「PSGのようなことはユヴェントスでは起きないよ。全てのユーヴェの選手は危険だ。ディバラとイグアインも優れている。だが、ユヴェントスの本当の強みは守備にある。メッシ、ネイマール、スアレスのトリオは多くの問題を生み出せるが、我々はユーヴェだ。守り方を分かっているよ」
2014-15シーズンのチャンピオンズリーグ決勝で両チームが対戦した際には、バルセロナが3-1で勝利を収めている。あの頃に比べるとユヴェントスの攻撃力は上がっているが、それでも守備を意識した試合運びをすべきだろう。ゾフ氏は接戦に持ち込めると考えているようだが、勢いに乗るMSNを止められるか。