18日にホームでヘルタ・ベルリンと対戦したケルンは、日本代表FW大迫勇也とアントニー・モデストの活躍で4-2の勝利を収めた。今季のケルンは欧州カップ戦出場権獲得も狙える位置につけているが、ここまでチームを押し上げているのは間違いなくモデストと大迫だろう。
大迫はこの試合で前半6分に強烈なミドルシュートで豪快にゴールネットを揺らし、さらに35分には左サイドからグラウンダーのパスで相棒モデストのゴールをアシスト。すっかりお馴染みとなったコンビでヘルタ守備陣を崩していく。モデストはその後も得点を重ねてハットトリックを達成しており、まさに2人でチームを勝利に導いたと言える。
この活躍を独メディアも高く評価している。『Express』は「大迫とモデスト、空手デュオがベルリンを解体した」と報じ、モデストと大迫が得点後にファイティングポーズのようなものをとるセレブレーションを紹介している。モデストは以前大迫から空手キックを習ったと話しており、どうやら2人の間で空手は1つのキーワードになっているようだ。
『Kolner stadt-anzeiger』も大迫に1・5点の高い評価をつけており、「ケルンで最も繊細な選手」と称賛している。大迫が決めたミドルシュートは実に豪快なものだったが、モデストのゴールをアシストしたパスは繊細なものだった。パワフルさと繊細さを兼ね備えたところに大迫の良さがあるのだろう。大迫はモデストとのコンビもあって間違いなくドイツで成長している。