レアル・マドリードの攻撃といえばクリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマのBBC、そして特別なアイディアを持つトニ・クロースとルカ・モドリッチに注目が集まる。彼らの存在も十分に特別だが、スペイン『as』は指揮官ジネディーヌ・ジダンに隠れた武器があると伝えている。
それはサイドバックのダニエル・カルバハルとマルセロだ。2人ともスピードがあり、攻撃意識が強い。レアルだからこそ当然といった意識もあるが、2人とも他のクラブならもっと目立つ存在だったことだろう。同メディアによれば、カルバハルは今季ここまで7アシスト、マルセロは8アシストを記録している。サイドバックから15ものアシストが生まれており、こんなチームは世界でもレアルくらいだろう。
これはチームでもクロース(13アシスト)、ハメス・ロドリゲス(12)、ルーカス・バスケスとロナウド(9)に次いで多い数字となっており、ジダンにとって非常に心強い存在となっている。ロナウドやモドリッチ、さらに今季は同じDFでもセルヒオ・ラモスが目立っているだけにスポットが当たりにくいが、カルバハルとマルセロの存在は強烈だ。マルセロは前節のレアル・ベティス戦でもクロスからロナウドの得点をアシストしており、レアルは2人に何度も助けられている。
特にロナウドやベイルが中にポジショニングした場合、彼らは横幅を確保する重要な役割を担う。マルセロもカルバハルも1対1で相手をかわすだけの技術があり、レアルの攻撃が機能するのは彼らがいてこそだ。あまり隠れている感じはしないが、同メディアは隠れた武器として2人を高く評価している。