ブンデス1部で戦う浅野が見たい 独紙も成長認める首位シュツットガルトにかかる期待

青年監督の下で安定したチームに

青年監督の下で安定したチームに

シュツットガルトでプレイする浅野 photo/Getty Images

昨夏にアーセナルからシュツットガルトにレンタル移籍した日本代表FW浅野拓磨は、自身の能力を証明しようとブンデスリーガ2部で奮闘している。センターフォワードで起用されるケースはほとんどないが、ウイングやインサイドハーフなどでコンスタントに出場機会を獲得。若きスピードスターとして一定の信頼を得ている。

独『Bild』も、35歳と若い指揮官ハンネス・ヴォルフの採用する[4-1-4-1]が機能してきたことを取り上げており、スポルティング・リスボンからレンタル移籍しているFWカルロス・マネ、GKミッチェル・ランゲラク、DFマティアス・ツィンマーマン、そして浅野が成長していることを伝えている。特に浅野とマネはシーズン当初から高速サイドアタッカーとしてチームに貢献し、最前線のシモン・テロッデにチャンスを作り続けてきた。浅野自身が得点を決める機会が少ないのは気がかりだが、チャンスメイクの部分に限れば合格点ともいえる。

今冬にはバイエルンに所属していたジュリアン・グリーン、ヴォルフスブルクからFWヨシプ・ブレカロをレンタルで獲得しており、スピードスターらによるウイングのポジション争いが激化。それに伴って浅野がインサイドハーフに回る機会も増えており、本来のパフォーマンスを発揮しづらくなっているところはあるだろう。そのあたりは気になるポイントだが、それでも浅野はドイツでしっかりと経験を積んでいるように見える。
チームも現在2位に勝ち点差4をつけて首位に立っており、1部昇格へ視界は明るい。2部ではなく1部で戦う浅野の姿を見たいと願っている日本のサッカーファンも多いはずで、そこでアーセナルを唸らせるパフォーマンスを見せて欲しいところ。同メディアもシュツットガルトのサッカーが安定してきたと捉えているようだが、この勢いで1部へ戻れるか。

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