「ラウールは間違っていたと証明された」 劇的男S・ラモスも霞む”バルサの大逆転劇”にスペイン紙は

レジェンドも予想しなかった大逆転

レジェンドも予想しなかった大逆転

勝利に貢献したメッシとネイマール photo/Getty Images

バルセロナがPSG相手に1stレグで負った4点のビハインドを跳ね返すとどれだけの人が信じていただろうか。最近のリーグ戦ではスポルティング・ヒホンに6-1、セルタに5-0と攻撃陣が爆発していたが、チャンピオンズリーグの舞台で大量得点を奪うのは難しい。しかも相手は4点のリードを得ており、状況は特殊だ。

スペイン『as』によると、レアル・マドリードのレジェンドであるラウール・ゴンザレス氏もバルサの大逆転は予想していなかった。同氏は試合前に「逆転は非常に難しい。それを出来るクラブがあるとすれば、マドリーだよ。彼らの得意技だからね」とコメントしており、逆転劇はレアルの方が得意との見方を示していた。実際今季はセルヒオ・ラモスの劇的弾などレアルの方が土壇場で試合をひっくり返してきた印象は強い。しかし、今回のバルサの逆転劇はラモスも霞んでしまうほどのものだった。

加えて同氏は「もしPSGが1stレグのようなプレイをすれば、バルサはリーガで見せているように4点も5点も取ることはないだろう。バルサが非常に上手くやり、PSGが悪いプレイをしないとね」とコメント。逆転勝利の可能性は限りなく低いとの見方を示していた。しかしバルセロナ指揮官ルイス・エンリケは大量得点を奪うべく攻撃的な布陣を思い切って採用し、失点を恐れず積極的に仕掛けていた。選手もそれに応え、PSGも悪い守備で劇的勝利に貢献してしまった。
同メディアは「ラウールが間違っていると証明された」と伝えており、バルサは同氏の予想を裏切って大逆転でベスト8進出を決めた。これでバルサは大きな自信を手にしたはずで、勢いそのままにチャンピオンズリーグを制したとしても不思議はない。レアルのことを忘れさせるほどのカムバック劇を見せたバルサは、どんなスコアからでも逆転できると手応えを掴んだことだろう。

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