サウサンプトンDFフィルジル・ファン・ダイクは、今季のパフォーマンスでプレミアリーグ最高のDFの1人とまで称賛されるようになった。そのファン・ダイクが2月の初めに負傷してしまい、3ヶ月近く離脱することになっている。当然サウサンプトンにとっては痛手で、ファン・ダイクの早い復帰を願っているサポーターは多いだろう。
しかし、サウサンプトンに焦りの色はない。地元紙『Daily Echo』によると、サウサンプトンはファン・ダイクを100%の状態まで回復させることを優先しており、復帰を急いではいない。加えてファン・ダイクの穴を埋めようと若いジャック・スティーブンスと日本代表DF吉田麻也が奮闘している。そこに新加入のマルティン・カセレスも加わり、サウサンプトンは何とか穴を埋めてきた。
同メディアも「スティーブンスと吉田はファン・ダイクの離脱、ジョゼ・フォンテの退団を立派にカバーしてきた」と2人の働きを称賛している。ファン・ダイク不在を感じなかった試合が1つもなかったかと問われると微妙なところだが、それでもスティーブンスと吉田は急増コンビの割に上手くやっている。
もしファン・ダイクがいればリーグカップ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦に勝てたかもしれないが、ひとまずは吉田とスティーブンスのコンビを称えるべきなのだろう。ファン・ダイクの復帰を急がせる必要がないのも、彼らの奮闘があるからこそだ。