アーセン・ヴェンゲルの存在が、アーセナルの改革を阻んだ。少なくともスペインメディアはそのように指摘している。
2014年にFA杯を制覇し、アーセナルと3年の新契約を締結していたヴェンゲル監督だが、クラブは昨年に異なる未来を作り上げようと模索していたという。スペイン紙『SPORT』によれば、ガナーズの幹部陣はバイエルン・ミュンヘンとの契約を満了させたペップ・グアルディオラの招聘を実現させるべく、ヴェンゲルに早期退任を提案したものの、フランス人指揮官はこれを拒否。同紙は「クラブの特権的立場にあるヴェンゲルが自身の契約を全うさせたいが為に、ペップの招聘を妨害した」と綴っている。
タイトルホルダーとして名を馳せるこの優秀なスペイン人指揮官は、かねてよりアーセナル就任に好意的だとされており、ガナーズ側も頻繁にペップを招き入れる案を議論していたという。7日にはホームでバイエルン相手に屈辱的な大敗を喫しているアーセナル。いよいよ大ナタを振るう時が来たといえるかもしれない。