チェルシーでプレイするMFエンゴロ・カンテは、レスター・シティでプレイしていた昨季からクロード・マケレレ二世と言われてきた。現在はマケレレ氏も所属したチェルシー、そしてフランス代表でプレイしており、それもマケレレ二世と言われることに繋がっているのだろう。
しかし、カンテはマケレレ氏をも超えたのかもしれない。英『Daily Mail』によると、解説を務めるジェイミー・レドナップ氏はカンテについて「ブライアン・ロブソン、ロイ・キーン、マケレレを1つに合わせた選手だ。彼のような選手を見たことがない」と絶賛している。
マンチェスター・ユナイテッドで活躍したロブソン氏はカンテと同じく運動量があり、それに加えてゲームメイクも出来た名手だ。カンテよりも得点に絡む攻撃的な性質を持ったMFだったと言える。カンテはゲームメイクをするというタイプではないが、決してパスが下手なわけではない。中盤からボールを運ぶことも可能で、レドナップ氏は攻撃面も評価している。
同じくマンUで活躍したロイ・キーン氏といえば、とにかく熱くて激しい選手だった。カンテと似たような役割を任されていたものの、プレイ中の温度差はまるで違う。それでも中盤で相手を追い詰めるカンテの姿はキーン氏に似ているところがあるとレドナップ氏は感じているようだ。
攻撃面でもチームに貢献でき、キーン氏のように熱すぎるハートがあり、そしてマケレレのようにボール奪取ができる。完璧すぎるMFに思えるが、カンテはすでにそうした存在になっていると言えるのかもしれない。