7日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の2ndLegが行われ、アーセナルとバイエルン・ミュンヘンが対戦した。アーセナルは、インフルエンザから復帰したばかりのエジルがベンチスタート。一方のバイエルンは、ロッベンとリベリが揃ってスタメンに名を連ねている。
キックオフ直前、奇跡の逆転突破を目指すアーセナルに悲劇が襲う。左サイドで起用されるはずだったウェルベックがアップ中に負傷。ジルーが代わりにスタートから出場することとなった。
そんな中キックオフされた試合は、一進一退の攻防を見せる両チームだが、20分にアーセナルが先制に成功する。混雑した右サイドをドリブル突破し、ペナルティエリアへ進入したウォルコット。思い切り右足を振り抜き、GKノイアーのニアサイド上をぶち抜いた。
押せ押せムードが漂うアーセナル。チェンバレンやウォルコットを起点にバイエルンを攻め立てるが、追加点を奪うことはできず。バイエルンもロッベンの右サイドから反撃を試みるが、同点に追いつくことはできない。アーセナルがバイエルンを相手に1-0でハーフタイムを迎えている。
後半に入ると、流れが一転する。55分にレヴァンドフスキがエリア内で倒され、バイエルンがPKを得ると、これを自らゴール右に決めてスコアをタイに戻した。この一連のプレイで、キャプテンマークを巻いていたコシェルニーが退場となっている。
さらにバイエルンは68分、アーセナルのミスを付いてロッベンがGKと1対1になる。これを落ち着いてゴールに流し込み、バイエルンが逆転に成功した。そして最後まで手を緩めないバイエルンは、途中出場のD・コスタが78分に、ビダルが80分と85分にゴールネットを揺らして試合終了。バイエルンが5-1でアーセナルを下した。
2試合10得点でベスト8進出を決めたバイエルン。それに対して、アーセナルは7シーズン連続でベスト16敗退が決まった。
[スターティングメンバー]
アーセナル:オスピナ、ベジェリン、ムスタフィ、コシェルニー、モンレアル、ラムジー(→コクラン 72)、ジャカ、ウォルコット、チェンバレン、A・サンチェス(→ペレス 72)、ジルー(→エジル 72)
バイエルン:ノイアー、ラフィーニャ、フンメルス、マルティネス、アラバ、X・アロンソ、ビダル、ロッベン(→D・コスタ 71)、チアゴ(→キミッヒ 79)、リベリ(→R・サンチェス 79)、レヴァンドフスキ
[スコア]
アーセナル 1-5(2-10) バイエルン
[得点者]
アーセナル:ウォルコット(20)
バイエルン:レヴァンドフスキ(55)、ロッベン(68)、D・コスタ(78)、ビダル(80、85)