テレビ中継を見ているとどこにでもいるような感覚に陥る。チェルシーMFエンゴロ・カンテに抱く印象はそんなところだろうか。常に止まることなく動き続ける運動量は驚異で、ボール奪取能力も非常に高い。
7日のウェストハム戦では左サイドでボールをカットし、MFエデン・アザールのカウンターアタックへと繋げてみせた。一見するとカンテのプレイは地味だが、彼がいなければアザールの得点は生まれなかっただろう。カンテの重要性はアザール本人も理解している。
英『Chelsea TV』によると、アザールはカンテについて「2人に見える時がある」と正直な感想を述べており、チームへの貢献度の大きさを絶賛している。
「カンテについて話す必要はないよね。みんな彼については理解している。彼はどこにでもいるんだ。時々ピッチにいると彼を2度見ることがある。1度は左サイドで、もう1回は右サイドでね。双子がいるんじゃないかと思うよ」
カンテが2人いるように見えるのはアザールだけではなく、今季途中までレスター・シティを率いていたクラウディオ・ラニエリも複数人いるように見えたと正直な感想を述べている。今回のウェストハム戦でもMVP級の活躍を見せたのはアザールだが、カンテも同じくらい重要な仕事をしていたと言えるはずだ。