奇跡は最初の10分にかかっている! PSG撃破目指すバルセロナにスペイン紙が期待するものは

期待されるはミラン戦の再現

期待されるはミラン戦の再現

1stレグでPSGに敗れたバルサ photo/Getty Images

1stレグが終わった段階でPSGが4点をリード。8日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグで、バルセロナがこれを逆転すると予想している人はそれほど多くないだろう。1stレグでアウェイゴールを奪えていれば可能性は広がったが、バルセロナはパリの地で何もできなかった。そこから逆転するのは簡単な話ではない。

しかし、バルセロナなら何かミラクルを起こすのではないかと期待してしまうのも事実だ。バルセロナは直近2試合で攻撃陣が爆発しており、スポルティング・ヒホンには6-1、セルタには5-0で大勝している。この勢いを繋げられれば奇跡が起こる可能性もある。

スペイン『MARCA』は、大逆転のカギが試合への入り方にあると主張している。とにかく大切なのは本拠地カンプ・ノウの空気を変えてしまうことで、同メディアは全体はコンパクトに保ちつつも高い位置からプレスをかけて試合をスタートから支配しにいくべきとの考えを示している。このプレスにPSGが苦戦すれば、カンプ・ノウの空気は一変するだろう。
加えて選手たちのモチベーションを高めるためにも早い時間帯に1点を決めることが重要だ。ハイプレスを仕掛けても得点が奪えないようでは、選手たちのメンタルに4点の重みがのしかかってくるだろう。リオネル・メッシ、ネイマール、ルイス・スアレスらには前半10分までに先制点をお願いしたいところだ。

試合は90分間あるが、逆転できるかどうかは最初の10分にかかっていると言ってもいい。同メディアが期待しているのは2012-13シーズンのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のミラン戦のような展開だ。この試合では1stレグをアウェイで0-2と落としてしまったのだが、カンプ・ノウでの2ndレグで4得点を奪って逆転している。きっかけとなったのは前半5分にメッシが決めたゴールで、これと同じように早い時間帯での得点がポイントになる。当時も1stレグで2点のビハインドを抱えたチームが逆転した事例はなかったが、バルセロナはそれを覆してみせた。今回はそれを超えるミラクルに期待がかかるが、再びバルセロナが歴史を作るか。

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