ブンデスを賑わす29歳指揮官 “ドローン”を使った練習分析を試みるも……

躍進を続けるホッフェンハイム

躍進を続けるホッフェンハイム

ホッフェンハイムを上位に導いているナーゲルスマン監督 photo/Getty Images

今季のブンデスリーガ第22節終了時点で4位につけているホッフェンハイム。29歳の新鋭ユリアン・ナーゲルスマン監督のもとで一時はリーグ戦17試合連続無敗を記録するなど、大躍進を遂げている。

ドイツサッカー協会のA級指導者ライセンスをトップの成績で取得したことで知られる同監督だが、最近ではドローンを使って練習分析を行なうという画期的なアイディアを編み出した。練習の模様を上空から撮影し、地上では把握できない選手同士の位置関係を分析することで自軍のパフォーマンスを高めようと試みたようだ。しかし、同クラブのペーター・ゲルリッヒ最高経営責任者がドローンを用いた練習分析を当分行わない考えを示したと、米『ESPN』が伝えている。

「選手たちの集中力を削ぐと判断し、ドローンの導入は見送った。サッカー界におけるイノベーション(技術革新)は、あくまで練習や実戦に付加価値をもたらすものでないといけないからね」
相手の戦術に応じて複数の布陣を使い分ける手腕に定評があるナーゲルスマン監督。類まれな柔軟性を持つ青年指揮官が、今後どのようなアイディアを生み出して同クラブを躍進させるかに注目だ。

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