彼は王様ではなく、ライオンのようだ。イングランドのマンチェスター・ユナイテッドでプレイするズラタン・イブラヒモビッチが、自身を“百獣の王”と表現し、そのバイタリティを存分にアピールしている。
今季よりジョゼ・モウリーニョ率いるユナイテッドへ加入し、恵まれた体格と素晴らしい得点感覚を見せつけ、初年度から圧巻のパフォーマンスを披露しているイブラヒモビッチ。タイトルホルダーとして知られるこのスウェーデン人FWは、サウサンプトンとのEFL決勝を制し、早くも赤い悪魔にトロフィーをもたらすと、次のように自身の存在感を主張した。英紙『The Guardian』がズラタンのコメントを伝えている。
「俺がこのチームに与えたのは豊富な経験と、そこで達成してきたものだ。あとは、俺という人間ももたらしたね。俺は動物だよ。ほとんどライオンだ。ライオンはライオンとしてこの世に誕生するが、俺もそうだ。ライオンとして生まれてきた」
この凶暴なライオンはさらに続け、ピッチ外でストイックな日々を過ごしていることも示唆した。
「今、抜群に身体がキレているよ。俺を知ってる人間ならロッカールームでどれだけの努力をしているか分かるだろう。毎年のように何か目標を掲げて、それに向かって必死にやっているんだ。もちろん苦しいトレーニングを積むことによってね。俺がこれまで数々の栄光を手にした究極の理由がまさにそれだよ」