リーグ戦3試合ぶりに白星のヘルタ、フランクフルトは3連敗
お互いにしのぎを削り合った原口(左)と長谷部(右) photo/Getty Images
25日にブンデスリーガ第22節が行われ、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと同代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトが対戦した。なお、原口と長谷部はともに先発出場を果たしている。
試合は、手堅い試合運びを得意とする両チームだけあって、落ち着いた立ち上がりを見せ、なかなか決定機を作れない。だが29分、裏へ抜け出したレビッチがGKと1対1になり、フランクフルトが前半最大のチャンスを迎える。しかし、決めきることができずにスコアレスでハーフタイムを迎えた。
後半に入ると、開始早々の52分に均衡が破られる。シュタルクが裏へ抜け出したカルーへスルーパスを送ると、エリア内で一度はDFに阻まれるが、こぼれ球にイビセビッチが反応。フランクフルトゴールにシュートを叩き込み、ホームのヘルタが先制に成功している。
なんとか同点に追いつきたいフランクフルトだが、78分に悪夢が襲う。CKのポジション取りの際に、セフェロビッチが相手DFの顔を叩いていたのを副審が見ており、一発退場。フランクフルトは残りの時間を10人で戦うこととなった。すると83分、途中出場したミッテルシュテートのアーリークロスをファーサイドへ走り込んだダリダが頭で合わせ、ヘルタがリードを2点に広げた。
試合はこのまま終了し、ヘルタが2-0でフランクフルトを撃破。ヘルタはリーグ戦3試合ぶりに白星をゲットしている。一方、フランクフルトはリーグ戦3連敗を喫した。なお、原口と長谷部はともにフル出場。この試合でブンデスリーガ通算234試合目の出場を果たし、奥寺康彦氏が持つブンデスリーガ日本人最多出場記録に並んだ長谷部だが、勝利で飾ることはできなかった。
[スターティングメンバー]
ヘルタ:ヤルシュテイン、ペカリーク、ラングカンプ(→ルステンベルガー 87)、ブルックス、プラッテンハルト、シュタルク、シェルブレッド、原口、ダリダ(→ドゥダ 89)、カルー(→ミッテルシュテート 81)、イビセビッチ
フランクフルト:フラデツキー、チャンドラー、ヘクター、オツィプカ、長谷部、バレラ(→ブルム 69)、タワサ、ガチノビッチ、ベスシュコウ(→タラシャイ 63)、セフェロビッチ、レビッチ
[スコア]
ヘルタ 2-0 フランクフルト
[得点者]
ヘルタ:イビセビッチ(52)、ダリダ(83)