バイエルンに1-5などまだ序の口? ランキングで振り返るアーセナル過去の悲惨な大敗劇

1-5の大敗も決して珍しくない

1-5の大敗も決して珍しくない

試合見守るヴェンゲル photo/Getty Images

15日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでバイエルンに1-5の大敗を喫したアーセナル。世界を代表する強豪クラブなのは間違いないのだが、時折アーセナルというチームは信じられないスコアで負けてしまうことがある。

そこで英『sky SPORTS』は過去にアーセン・ヴェンゲル率いるアーセナルが喫した大敗の中から、酷い内容だった試合をピックアップしランキング形式で紹介。こうして見ると、改めてアーセナルの脆さが分かってくる。

今回バイエルンに喫した大敗は5位に入っており、4位には2013-14シーズンのリーグ戦でリヴァプール相手に1-5で敗れた試合が入っている。この試合では前半20分までに4失点もしてしまい、前半だけで試合の決着がついてしまった。3位には2000-01シーズンにマンチェスター・ユナイテッド相手に1-6で敗れた試合が選ばれた。これもリヴァプール戦と似たような展開で、前半26分までに4失点。ドワイト・ヨークには22分までにハットトリックを許している。
2位は2014-15シーズンのチェルシー戦だ。この試合ではジョゼ・モウリーニョとの対決にも注目が集まったが、サミュエル・エトー、アンドレ・シュールレ、オスカル、モハメド・サラーなどバラエティ豊富に失点して0-6の大敗。因縁の相手に屈辱の大敗を喫したという意味でも、アーセナルサポーターにとっては苦い記憶として残っていることだろう。しかもこの試合では前半に相手のシュートを手で防いだとの判定でアーセナルDFキーラン・ギブスが退場処分となったのだが、ハンドをしたのはギブスではなくアレックス・オックスレイド・チェンバレンだった。こうした奇妙なことからも印象深い試合と言える。

そして1位には、2011-12シーズンにマンチェスター・ユナイテッドに2-8で敗れた試合が選ばれた。ウェイン・ルーニーがフリーキック2発とPKでハットトリックを達成し、アシュリー・ヤングも2得点、パク・チソンも得点を決めるお祭りとなった。アーセナルもさすがにここまで差が出るとは想像もしていなかったはずだ。

このようにトップ5にはリーグ戦での大敗が多く選ばれているが、近年のチャンピオンズリーグの試合も忘れてはならない。8位には昨季グループステージでバイエルン相手に1-5で敗れた試合が入り、9位はそのシーズンの決勝トーナメント1回戦1stレグでモナコに1-3で敗れた試合、10位には2011-12シーズンの決勝トーナメント1回戦1stレグでミランに0-4で敗れた試合が選ばれている。アーセナルはここ7シーズン1回戦で負け続けているが、内容も悲惨なものが多い。今回もバイエルンにこのまま敗れれば、最悪のシーズンの1つとして記憶されることになるかもしれない。

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