セリエA得点記録を更新した怪物ストライカーのゴンサロ・イグアインが昨夏にチームを去ったことで、今季のナポリは攻撃力の低下が危惧されていた。しかし、いざフタを開けてみるとどうだろうか。第24節を終えた時点で57ゴールを挙げ、イグアインが移籍したユヴェントスに8ゴール差、ローマに7ゴール差をつけてセリエA最多得点数を誇っている。
そんな中、ナポリの守護神を務めるホセ・マヌエル・レイナがスペインのラジオ『ONDA CERO』のインタビューに応じた際、「イグアインは、僕らにとって特別な選手だったよ。彼はひとりでゴールすることができるし、彼がいたからこそ僕らはたくさん試合に勝つことができた」とコメント。イグアインの存在がいかに大きかったかを明かした。
ただ「イグアインが退団したことで、僕らはチームを完成させることができた。僕たちは今、これまで以上に強くなっているし、チーム内の競争率もすごく上がっているんだ」と述べており、エースの移籍が真のナポリを目覚めさせたようだ。
15日に行われるチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦では、王者レアル・マドリードとの一戦を控えるナポリ。はたして、彼らの攻撃がレアルに対してどれだけ通じるかが見ものとなるかもしれない。