まさかのボランチ起用! 器用すぎる大迫、同点弾の起点となるも……ケルン、鬼門で黒星

フライブルク、ケルンにホームで5連勝

フライブルク、ケルンにホームで5連勝

ボランチで起用された大迫勇也 photo/Getty Images

12日、ブンデスリーガ第20節で日本代表FW大迫勇也の所属するケルンは、敵地でフライブルクと対戦した。ケルンは[5−4−1]の布陣を試み、大迫は右サイドで先発出場した。

7位ケルンと8位フライブルクによる一戦。試合の均衡を破るゴールが生まれたのは32分。フライブルクMFヴィンチェンツォ・グリフォが、左サイドからドリブルでカットインしシュートを放つと、ケルンDFに当たって軌道が変化。クロスバーの下部分を叩きながらもボールはゴールラインを割り先制に成功する。グリフォは今季4得点目を決めた。

追いかけるケルンは33分MFマルコ・ヘーガーがハムストリングを痛め、負傷交代。新加入のクリスティアン・クレメンスがピッチに送り込まれた。ケルンは布陣を[4−4−2]に変更し大迫はボランチの位置にポジションを移す。するとこれが功を奏した。大迫が中盤で抜群のボールキープを発揮し3人を引きつけ、MFヨナス・ヘクターが前線へパスを送り込む。これに抜け出したレオナルド・ビッテンコートが強烈なシュートを放つとGKアレクサンダー・シュヴォロフが一度はブロック。こぼれ球をFWアントニー・モデストが押し込んで同点に追いついた。器用すぎて躊躇いもなくボランチを任された大迫が、モデストのブンデス通算50ゴール目の起点となった。
堅い守備を見せていたケルンだったが、ペナルティエリア手前でFKを与え、ピンチを招いてしまう。77分、MFグリフォがゴール左隅に狙いすましたシュートを放つ。ケルンGKトーマス・ケスラーが横っ飛びしてボールを受け流すも、FWマクシミリアン・フィリップがゴールを決め、フライブルクが再びリードを広げた。

試合はそのまま終了。ケルンは一時は追いつくもフライブルクに1−2で敗れた。フライブルクはホームでのケルン戦と得意としており、本拠地シュバルツバルドで公式戦の連勝を5に伸ばした。フル出場した大迫は、ボランチでもFWモデストにパスを供給し良い連携を見せたが、ケルンは鬼門で勝ち点を持ち帰れず、公式戦2連敗となってしまった。

[メンバー]
フライブルク:シュヴォロフ、トレジョン、チャーラル、キュブラー、ギュンター、フランツ(→シュスター 68)、ハベラー、フィリップ、ヘフラー、グリフォ(→イグニョフスキ 90)、ニーダーレヒナー(→ペテルゼン 56)

ケルン:ケスラー、ソーレンセン、マロー、スボティッチ、ハインツ、ビッテンコート(→ツォラー 82)、ヘーガー(→クレメンス 33)、ヘクター、ラウシュ、大迫、モデスト

[スコア]
フライブルク 2−1 ケルン

[得点者]
フライブルク:グリフォ(32)、フィリップ(77)
ケルン:モデスト(39)

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ