今季2度目のイタリアダービーを裁いたニコラ・リッツォーリ主審が、この試合で物議を醸している不可解な笛について説明している。
5日に行われたセリエA第23節で、王者ユヴェントスと日本代表DF長友佑都が所属するインテルが対戦。試合は、フアン・クアドラードのゴールでスコアを1-0としたユヴェントスが勝利を収めた。
だが、この試合ではユヴェントスのリスタートのシーンが問題視されている。ジョルジュ・キエッリーニがゴール前でパスミスし、ボールをカットしたマウロ・イカルディがチャンスを迎えた。だが、キエッリーニが何かをアピールすると、主審はなぜかやり直しを命じたのだ。
このときのことをリッツォーリ主審は伊TV番組『LE IENE』へ出演した際に「キエッリーニは足でボールをセットし、GKへパスした。ただ、私はボールがちゃんと止まっていないことに気づいた。ボールは必ず止めなければならない。正しいリスタートが行われていなかったんだよ」とコメント。そして「審判はそのような場合、プレイヤーの要求に応じ、笛を吹くことは決してない。絶対にあってはならないことだ」と述べ、キエッリーニのアピールに反応したわけではないと明かしている。