“走れない”アーセナル…… リーグ戦直近9試合で相手よりも走った試合はゼロだった

成績も下降気味

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優勝から遠ざかるアーセナル photo/Getty Images

現在ワトフォード、チェルシーに連敗するなど苦しい時期を過ごしているアーセナルは、どこからおかしくなってしまったのか。前半戦は開幕節のリヴァプールに敗れた以外は無敗で、チャンピオンズリーグでの戦いも悪いものではなかった。しかし、年末年始以降勢いは明らかに落ちている。

その理由の1つとも言えるのが、アーセナルの走行距離だ。英『METRO』によると、アーセナルは12月14日のエヴァートン戦以降リーグ戦で相手チームより多く走った試合は1つもない。1-2で敗れたマンチェスター・シティ戦では相手より4kmも少ない113km、続くWBA戦でも相手より5km少ない113km、3-3で引き分けたボーンマス戦では相手より7kmも少ない117kmだ。そして1-3で敗れた先日のチェルシー戦でも相手より5km少ない112kmしか走れていない。

もちろん、ただ走ればいいというわけではない。走行距離で下回っていても、WBAには1-0、スウォンジーには4-0で快勝している。しかし首位を走るチェルシーやそれを追いかけるマンCのような強豪クラブを撃破するには、走力で相手を圧倒することも必要になってくる。特にチェルシーのように好調な相手には走り勝つことで打開策を見つけたいところではある。
さらに1-2で敗れた2月のワトフォード戦では、2失点目の場面でMFアーロン・ラムジーが相手選手を追いかけなかったと批判されている。そのシーンではワトフォードMFエティエン・カプエに中盤でボールをカットされ、それを間近で見ていたラムジーは追いかけなかった。最終的にはカプエに独走を許し、トロイ・ディーニーに得点を決められてしまっている。

このような走らないことが失点に繋がっているのは大きな問題であり、改善していく必要があるだろう。現代サッカーでは特に走ることが重要視されているが、アーセナルはこのままで大丈夫か。

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