得点力とかじゃない! ”2番手に落ちたアグエロ”とブラジルのNewヒーローの大きな違いとは

評価される理由は

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ベンチスタート続くアグエロ photo/Getty Images

1日のウェストハム戦に続いて4日のスウォンジー戦にも先発出場したマンチェスター・シティFWガブリエル・ジェズスは、早くもクラブのエースだったセルヒオ・アグエロを2番手に追いやっている。ジェズスはウェストハム戦、スウォンジー戦としっかり得点を決めており、すでにサポーターのハートもがっちり掴んだように見える。

しかし、ジェズスがスタメンで起用される理由は得点だけではない。それはジェズスの運動量にある。英『sky SPORTS』によると、かつてマンCでプレイしたアンディー・ヒンチクリフ氏はジェズスについて、「なぜ彼がアグエロよりも優先的に起用されているのか疑問に思う人がいるなら、それは恐らくジェズスのボールを持っていない時の運動量にある」とコメントしており、アグエロよりもジェズスの方が走っていることを大きな要因に挙げている。

それはデータからも分かる。まだジェズスはマンCでデビューして間もないが、ジェズスは先発したウェストハム戦では10・88kmを走り、スウォンジー戦では11・12kmも走っている。これは今季アグエロが全試合で記録したものよりも多く、ジェズスの方がよく走ってくれる。スプリント数もジェズスはウェストハム戦で72回を記録しており、中盤の選手かと思わせるほど走っている。
同メディアも指揮官ジョゼップ・グアルディオラの前線からボールを奪いに行くスタイルにおいてセンターフォワードのプレスが重要だと伝えており、アグエロよりジェズスの方が守備面での貢献度は明らかに大きい。加えて得点まで決めてくれるとなれば、ジェズスが優先されるのは当然と言 える。

もちろんジェズスはまだ若く、今後どこかで好不調の波がくるだろう。そうなった時にはアグエロの力が必要になってくるはずだが、今はアグエロにとって非常に難しい時間となっている。

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