劇的な変化を加えたコンテと、何も変えないヴェンゲル アーセナルの完敗に英紙は「いつものこと」

今季も優勝争いから脱落か

今季も優勝争いから脱落か

チェルシーに惨敗したアーセナル photo/Getty Images

4日に行われたチェルシーとアーセナルの一戦は、チェルシーがマルコス・アロンソやエデン・アザールの得点で3-1の勝利を収めた。この一戦では首位チェルシーをアーセナルが止めてくれるのではとの期待もあったが、内容でもチェルシーが圧倒的に上回っていた。

これでチェルシーとアーセナルの勝ち点差は12に広がってしまい、背中も見えない状況になりつつある。これに英『Independent』は「いつものこと」と伝えており、「アーセナルのチャレンジは終わった。彼らはトップ4の座を争っていくことになる」と優勝争いから脱落したとの見方を示している。

今季もアーセナルはシーズンの入り方は悪くなかった。開幕戦こそリヴァプールに敗れたが、その後は12月のエヴァートン戦まで無敗を維持し、優勝争いに絡んできた。9月には今回敗れたチェルシーを3-0で撃破しており、今季こそはと期待したサポーターもいたはずだ。しかし、ここ何年もそうした期待は後半戦にへし折られてきた。
何より特徴的なのは、生まれ変わったチェルシーに華麗にリベンジされてしまったことだ。前述したようにアーセナルは9月にチェルシーを3-0で撃破したが、それから約4か月で立場は逆転している。同メディアはチェルシーを率いるアントニオ・コンテがシーズン序盤の苦戦から劇的な変化を加えてきたのに対し、アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲルは何もリアクションを取らないと伝えており、ヴェンゲルはこうした敗戦を受けてもスタイルを変えることは
ほとんどない。
今回の敗戦は勝ち点差が開く以上にショックが大きく、アーセナルは今季も同じような物語を続けてしまっている。最悪の場合トップ4からも漏れる可能性があるが、今度こそヴェンゲル体制を考え直すべきか。

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