長谷部のリーダーシップ、安定感はメキシコの英雄R・マルケスのよう 日本代表でも見てみたいリベロの姿

今季はリベロでブレイク

今季はリベロでブレイク

フランクフルトに所属する長谷部 photo/Getty Images

日本代表はこれからMF長谷部誠をどう扱っていけばいいのだろうか。現在長谷部は所属するフランクフルトでリベロとして起用される機会が増えており、そのパフォーマンスは非常に高い評価を受けている。安定したプレイだけでなくチームメイトへの的確な指示なども評価されており、33歳にして新境地に到達したように見える。

そんな長谷部と重なるのがメキシコの英雄的存在であるラファエル・マルケスだ。マルケスはバルセロナでもプレイした選手で、アンカーやセンターバックを器用にこなす。攻撃を組み立てる能力も高く、非常にクレバーな選手といったイメージだ。

そのマルケスは2014ワールドカップで3バックの真ん中でプレイし、ベテランらしくチームをまとめるリーダー的役割も担っていた。そして最大のポイントとも言えるのがマルケスのポジションチェンジだ。当時のメキシコは守備時に5バックに変化するパターンがほとんどだったが、試合展開によってはマルケスが一列上がってボランチの位置に入り、一時的に4バックに変化するパターンも見せていた。

例えば相手が1トップで臨んできた場合、最終ラインの数的優位を活かしてマルケスが一列上がってボランチの位置に入り、[4-4-2]のブロックを形成する。中盤に厚みを持たせたい時など、状況によってマルケスは頻繁にポジションを変えていた。高い能力がなければできない芸当だが、リベロとボランチの両方をこなす長谷部がトライするのも面白い。

長谷部は日本代表では不動のボランチだが、これほどリベロが評価されているのであれば代表でも試してみたいオプションではある。近年の日本代表は4バックを中心に戦っているが、最近世界的に流行している3バックを取り入れるのも面白い。システム変更は簡単な作業ではないが、2018ワールドカップに向けてプランBを持っておくのはプラスになる。

当時のメキシコは決勝トーナメント1回戦でオランダに惜しくも敗れてしまったが、よく組織された完成度の高いチームだった。日本人と同じくそれほど体が大きくない選手が揃うメキシコの戦い方は、巧みなパスワークや数的優位の作り方など見習うべき点は多い。全く同じことをする必要はないが、ヒントのようなものは得られるはずだ。リベロで長谷部がブレイクしているのは非常に興味深いが、日本代表もリベロ・長谷部に1度トライしてみるべきではないだろうか。

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