19歳とは思えない落ち着き見せるG・ジェズスにイアン・ライトも唸る 「非常に才能がある」

南米出身選手らしからぬ球離れ

南米出身選手らしからぬ球離れ

マンCのガブリエル・ジェズス photo/Getty Images

1日のウェストハム戦に先発出場したマンチェスター・シティFWガブリエル・ジェズスがさっそく魅せてくれた。ジェズスは19歳とは思えないほど落ち着いた姿勢で試合に臨み、時にはスルーパスを通すなどテクニックの高さを披露。まずはケビン・デ・ブライネの1点目を優しいパスでアシストすると、自身もチーム3点目となるゴールを決めた。

何より、19歳ながら個人技に頼らなかったのは驚きでもある。南米出身の若い選手はドリブルを多用しがちだが、ジェズスは味方と少ないタッチでパス交換をかわすなど大人のプレイを披露。スルーパスの精度も高く、チームプレイの中で自身の能力を活かせることを証明したとも言える。

この活躍には解説陣も唸っている。英『Daily Mail』によると、元イングランド代表選手のイアン・ライト氏は「彼はとても才能がある19歳だ。非常に才能がある。彼のプレイは非常に成熟している」と絶賛。ボールを受け、味方にパスし、また動き直す。こうした動きにも感銘を受けたようで、「中に入って味方と絡み、足も速く、優れたパスもある。彼は全てにおいて正しい判断をしていた」と19歳とは思えない冷静なプレイも高い評価を受けている。
かつてリヴァプールで活躍したスティーブ・マクマナマン氏も高く評価しているが、「我々は彼に過度な期待をするべきではない。今後彼が苦労してベンチに下がる時もあるだろうし、我々はリラックスしているべきだ。これまで我々は若いイングランド人選手に熱中してきた。17歳のスターリング、18歳の時のバークリーなどね。だけどそれは必要ない」と成長をゆっくり見守っていくべきと付け加えている。

欧州初挑戦にしては驚くほどスムーズにフィットしたジェズスは、今後マンCでどんな活躍を見せてくれるのか。過度な期待は禁物だが、期待せずにはいられないだけの能力があるのも事実だ。

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