独紙「2年前は岡崎、昨年はカリウス、今年はマリ」 主力の退団続くマインツを武藤は支えられるか

マリの穴を埋められるか

中堅、あるいは下位クラブは資金力のあるクラブに人材を奪われてしまうことが多い。今冬のマインツもそうだ。マインツは今冬に大黒柱の1人であるMFユヌス・マリをヴォルフスブルクに奪われてしまい、後半戦を前にチームは混乱状態に陥ってしまった。ここまでマリが6得点6アシストを記録していたことを考えると、その被害は深刻だ。

独『Kicker』も、これまでマインツが多くの主力選手を失ってきたと伝えており、その中には日本代表FW岡崎慎司も含まれている。岡崎は2015年夏にマインツからレスター・シティに移籍。同じ年にはヨハネス・ガイスもシャルケに移籍してしまっている。その次の年にはGKロリス・カリウスがリヴァプールへ、ユリアム・バウムトリンガーがレヴァークーゼンへ移籍している。そして今回はマリだ。

しかし、指揮官のマルティン・シュミットも今回のような事態が起こることは理解している。シュミットは「我々は毎年2~3人のキープレイヤーを失う」と語っており、マリの移籍も仕方ないと捉えている部分があるようだ。問題はその穴をどう埋めていくかだ。
カギを握る選手の1人が日本代表FW武藤嘉紀だ。武藤はジョン・コルドバとの2トップ、あるいはマリが務めてきたトップ下に入ると予想されており、マリの後継者候補の1人だ。サイドもこなすことが可能で、今後のマインツを支える存在になることが期待される。マリの穴を埋め、さらに武藤自身も近い将来ビッグクラブにステップアップを果たせれば理想的で、後半戦はチームの主役候補として存分に暴れてもらいたい。

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