ドルトムントでゴールを量産しているFWピエール・エメリク・オバメヤンには、これまで何度もレアル・マドリードからの関心が伝えられてきた。オバメヤン本人もレアルを好んでおり、移籍は時間の問題とも考えられている。
しかしオバメヤンの移籍に待ったをかけているのが、ライバルクラブのバイエルンに所属するFWロベルト・レヴァンドフスキだ。先日レヴァンドフスキはレアルやバルセロナに向かうことがステップアップになるとは思わないとコメントしていたが、オバメヤンにもドルトムントに留まってほしいと考えているようだ。
独『Sport Bild』によると、レヴァンドフスキはオバメヤンについて「彼がどう考えているのか、ドルトムントがどういう決断をするのか、僕は正確に理解しているわけではない。クラブが彼を残したいのか、それとも多額のお金かね。だけど、ブンデスリーガにとっては彼が残留した方が良いことになるだろうね」とコメント。ライバルでありながら残留を願っているようだ。
ドルトムントといえばこれまでも若くて優秀な選手を何人も育ててきたが、その多くは数年後にビッグクラブに引き抜かれている。レヴァンドフスキもドルトムントで成長し、バイエルンに向かった選手だが、ブンデスリーガのレベルを維持するためにはオバメヤンのようなタレントは国内に残したいところ。果たしてオバメヤンはどういった判断を下すのか。