冴えわたる吉田麻也の”知性”! 若手を引っ張ってのリヴァプール完封に英メディア&クラブOBも絶賛

ファン・ダイクの不在感じさせず

25日にリーグカップ準決勝2ndレグでリヴァプールと対戦したサウサンプトンは、危ない場面を何度か迎えながらも無失点で凌ぎ、1-0で勝利。見事決勝へと駒を進めた。

今回の準決勝で称賛されるべきは、リヴァプールを2試合連続で完封したサウサンプトンの守備陣だ。特に今回の2ndレグでは要のフィルジル・ファン・ダイクを欠いており、ジョゼ・フォンテも移籍したばかりだ。この試合では日本代表DF吉田麻也と若いジャック・スティーブンスがコンビを組んでおり、今季開幕前はスタメン候補ではなかった2人が統率する最終ラインに不安を感じていたサポーターも多かったはずだ。

しかし、吉田らは体を張ってリヴァプールの攻撃を抑え込み、これを英『BT Sport』も高く評価している。同メディアは吉田をこの試合のスターとして取り上げており、「経験の浅いスティーブンスと吉田のコンビは印象的で、吉田がゲームを読む能力や知性でリードした」と高い評価を受けている。
さらに英『sky SPORTS』によると、クラブOBのマット・ル・ティシエ氏も攻撃陣が何度かチャンスを無駄にしてしまったことを悔やみながらも、吉田ら最終ラインの選手を称賛。この試合ではファン・ダイクを欠いていたが、同氏は「我々はチームにとって今季のベストでもあるファン・ダイクを欠きながらも失点しなかった。だが彼に触れることはほとんどなかった。なぜなら吉田とスティーブンスがセンターバックとして素晴らしい仕事をしたからね」とコメントしている。

吉田の活躍もあってサウサンプトンは決勝に駒を進めることができ、クラブにとって久しぶりのタイトル獲得も夢ではなくなってきた。サウサンプトンの攻撃力を考えると決勝でも守備がポイントになるだろうが、この最終ラインを崩すのはどんなチームであっても難しいはずだ。

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