「メッシとロナウドを除けば……」 マンUの10番を背負う男ほど良いキャリアを送った者はいるか

代表・クラブの両方で記録塗り替える

マンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニーは間違いなくワールドクラスの選手だ。しかし、これまでバロンドールなど個人タイトルにはあまり縁がない。かつてマンUでともにプレイしたクリスティアーノ・ロナウドは少しばかり遠い存在になってしまい、ルーニーを世界最高の選手と考える者はそう多くないだろう。

ただし、ルーニーが達成してきた記録は恐ろしいものばかりだ。まず記憶に新しいのは、21日のストーク・シティ戦でボビー・チャールトン氏が持つクラブ歴代最多得点記録249ゴールを更新したことだ。ルーニーはこの試合で絶妙なフリーキックを決め、クラブの歴史にその名を刻んだ。

さらにイングランド代表でも2015年9月のスイス代表戦でPKを決め、チャールトン氏が持つ代表通算得点記録49ゴールを更新した。これらの記録更新について、元イングランド代表選手のスタン・コリーモア氏はルーニーほど良いキャリアを築いた選手はいないと主張する。英『Daily Mail』によると、同氏はリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの2人を除けばルーニーが誰よりも素晴らしいキャリアを送っていると語り、クラブと代表の両方で記録を塗り替えたことを称賛している。
「メッシ、ロナウドのビッグ2を除けば、ルーニーは過去10年間世界の誰よりも良いキャリアを送っている。何かスペシャルなものがなければ、チャールトンが持つイングランド代表とマンUの得点記録を破ることなんてできないよ。だからこそ、その両方を達成し、全てのトロフィーを獲得したかのように思えるルーニーのキャリアは絶賛されるのさ」

近年のルーニーはやや評価を落としているところもあるが、才能はずば抜けている。メッシやロナウドにも引けを取らないだけのものがあるはずで、記録の面から見てもルーニーは彼らと同じ領域にいる選手と言えるのかもしれない。

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