レスターにとって悩ましき事態は、勝ち点の不足だけにとどまらない。移籍の噂されるアルゼンチン人FWレオナルド・ウジョアの代理人が、クラウディオ・ラニエリ監督を痛烈に非難している。
昨季のチーム得点王ジェイミー・バーディや新加入のイスラム・スリマニ、そして抜群のハードワークを見せる岡崎慎司らの陰に隠れ、この30歳ストライカーは出場機会が激減。継続した出番を求めるウジョアに対しては他国クラブから複数のオファーが届いているとされるが、レスターはこれを受け入れず、同選手の代理人が不信感を露わにしている。伊『Mediaset』がエージェントのコメントを伝えた。
「ラニエリがやっていることは私の顧客であるウジョアのキャリアの破壊だよ。何ヶ月か前にラニエリと話した際は、1月のマーケットで移籍をしても良いと彼は約束していたんだ。しかしながらその約束はいまだに実行されないままだね。約束を破った以上、ラニエリは嘘つきということになる。昨夏にはウジョアを重要な戦力と断言していたから我々はそれを信用していたんだ」
ピッチ上で輝くプレイヤーがいれば、同時にベンチで燻る選手がいるのも自然なことだ。今季のベースとなるフォーメーションをいまだに模索している感のあるレスターだが、余剰戦力の不満もまた早急に解決すべきテーマと言えるかもしれない。