C・ロナウドを野次るなんてどうかしてる サポーターからの批判に英紙「382点も決めた男に……」

数試合得点がないだけで……

40戦無敗を継続していた時はサポーターも穏やかだったが、セビージャ、セルタに連敗を喫してからレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドへの風当たりは明らかに強くなった。2連敗しただけでもロナウドはブーイングの標的とされ、それは21日のマラガ戦でも変わらなかった。ロナウドは前半にGKと1対1のチャンスを逃すなど、この試合でも無得点。セルヒオ・ラモスの2得点で勝利を収めたものの、レアルのサポーターからはブーイングも飛んでいた。

これについて英『Daily Mirror』は、ロナウドにブーイングを飛ばすなんて馬鹿げているとサポーターの姿勢を批判している。同メディアはロナウドを批判することの奇妙さが分かる理由をいくつか挙げており、たった数試合ゴールがなかっただけでブーイングされることには納得していない。

まず挙げられたのは、驚異の得点数だ。ここまでロナウドはレアル加入以降382得点を記録している。同メディアは「382点も挙げている男にブーイングを飛ばしている」とサポーターの姿勢を批判しており、クラブへの貢献度を考えればブーイングはふさわしいものではない。
それはチームの成績にも大きく影響しており、ロナウドはチャンピオンズリーグで史上最高となる95得点を記録。これが2013-14、2015-16シーズンのチャンピオンズリーグ制覇に繋がったのは間違いなく、ロナウドはチームにタイトルをプレゼントしてくれた存在だ。

加えて、バロンドールにも4度選ばれている。レアルのチームメイトでバロンドールを獲得した経験を持つ選手は1人もおらず、同メディアは世界最高の称号を4度も獲得している選手へのブーイングは不当だと考えている。
期待が大きすぎるがゆえにブーイングに繋がるのだろうが、やはり気分の良いものではない。ロナウドが得点を決めればサポーターも静かになるはずだが、これまでクラブに多大なる貢献をしてきた選手に野次を飛ばすことがそもそもの間違いなのかもしれない。

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