ミラン・10番の前半戦が寂しすぎる スソのバックアッパーになりきれない”100分程度”のプレイタイム

バックアッパーにもなりきれず

ミランの10番を背負う日本代表MF本田圭佑は、非常に苦しい立場にある。今季は右サイドでスソが大暴れしており、前半戦だけで本田とスソの差は大きく開いてしまったように見える。

現在の本田の位置付けはスソのバックアッパーとなっているが、それにしてもプレイタイムが短すぎる。伊『Milanlive.it』も伝統の10番を背負い、さらに日本サッカー界でも存在感のある本田がここまで5試合、しかも100分程度しかプレイしていない現状が寂しすぎることを伝えている。いくらスソが爆発しているとはいえ、出場機会は驚くほど少ない。

それを象徴しているのが、先日のコッパ・イタリア5回戦のトリノ戦だろう。この試合ではバックアッパーの本田にも出番が回ってくるのではないかとの予想もあったが、指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラはスソを先発フル出場させている。モンテッラがコッパ・イタリアを重要視しているとはいえ、過密日程の中で途中出場すらないのは寂しい。
さらにクラブのアドリアーノ・ガッリアーニ氏も、現在のチームで欠けているのはスソとジャコモ・ボナベントゥーラを休ませられるサイドアタッカーだとコメントしており、両サイドを担当できるはずの本田は構想外となっている。

本田、そして日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督としては早く出場機会を確保できるクラブで勝負してもらいたいところだが、本田はここから状況を変えられるのか。このままでは日本代表の一員として目指す2018ワールドカップにも大きく影響してくるだろう。

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