ユヴェントスFWパウロ・ディバラは今季序盤から負傷もあり、さらにイタリア・スーパーカップのミラン戦ではPKを外してしまうなど嫌なイメージの残る前半戦を過ごした。本人にとっても苦い経験だったはずだが、2017年のスタートは実に快調だ。8日のボローニャ戦でも1得点決めると、11日のコッパ・イタリア5回戦のアタランタ戦では強烈なボレーシュートを突き刺してチームの勝利に貢献。良い形で後半戦をスタートさせることができた。
年明けからの2試合で自身の才能を改めて証明する形となったが、かつてユヴェントスの10番を背負ったレジェンドのアレッサンドロ・デル・ピエロ氏もディバラの能力を称賛している。伊『Gazzetta dello Sport』によると、同氏はディバラがこれまでユヴェントスの10番を背負ってきた選手とは違ったタイプと語り、今後のさらなる成長に期待している。
「彼には技術的なクオリティがあり、それをパレルモとユヴェントスで見せている。彼はすでにとても高いレベルにあるし、もっとよくなるよ。彼はユヴェントスの10番を背負った他の選手とは違うよ。レフティーだしね。それが彼を目立たせている。彼のプレイは美しいし、私と比較するのはやめよう」
ディバラはまだ21番を背負っているが、現在ユヴェントスの10番に最もふさわしい存在だ。デル・ピエロ氏はもっとよくなると自信を見せているが、これからさらに恐ろしい選手になるか。