“レスター時代”のカンテは忙しすぎた…… データで見る恐ろしいまでのインターセプト&タックル数

今よりも忙しかった昨季

昨夏レスター・シティからチェルシーに移籍したMFエンゴロ・カンテは、チェルシーでも指揮官アントニオ・コンテの信頼をがっちり掴んでいる。チームも首位に立っており、チームが変わっても存在感は大きいままだ。しかし、レスターでプレイしていた時の方が忙しかったのは間違いない。英『METRO』の紹介したデータでは、カンテはレスター時代よりもインターセプトやタックルの数が減っているのだ。

昨季は1試合平均3・38回のタックルを記録していたが、今季は1・84まで減っている。インターセプトも昨季の4・22から2・63まで減っており、昨季の方が守備面で目立っていたと言える。チェルシーでもボランチとして優れた働きをしているのは間違いないのだが、昨季の数字を見るとレスターにとってカンテの退団がどれほど痛かったかが分かる。

チェルシーはポゼッションしている時間も長く、相手に押し込まれる時間が長かったレスター時代とは異なる。それを示すように、今季のカンテは1試合平均の縦パスの数が増えている。昨季は24・49本だったが、今季は37・95本だ。カンテは元より派手なパスを通すような選手ではないが、チェルシーではレスター時代よりも前を向いてボールを持つ機会が増えているのだろう。
昨夏にカンテが退団してから、レスターは穴埋め作業に追われてきた。ナンパリス・メンディやダニエル・アマーティなどを加えてきたが、このスタッツを見るとカンテの穴埋めは不可能なのかもしれない。

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