世界最強CBのハートには今も愛する古巣の影がチラついている。パリ・サンジェルマンのブラジル人DFチアゴ・シウバが、将来的なミランへの復帰を示唆した。
2008年にフルミネンセからミランへ加入し、ロッソネーリで世界的なCBへと急成長したシウバだが、2012年には4年を過ごしたミラノを離れ、パリへ移籍。以降、PSGにおいてもズラタン・イブラヒモビッチらと共に強烈なリーダーシップを発揮し、フランスリーグには似つかわしくない圧巻のパフォーマンスを披露し続けている。そんな32歳のベテランDFは昨年末にクラブとの契約を2020年まで延長。ユヴェントスやバルセロナといったメガクラブ移籍の可能性に蓋を閉じたものの、ミラニスタにとっては聞き捨てならない意思表示を施している。『Sky Italia』がシウバのコメントを伝えた。
「たとえ私からミランを去ったとはいえ、復帰の可能性は常にあるよ。あそこにはまだ多くの友人が居るからね。ミランは僕にとってとても大切なクラブだ。レオナルドやベルルスコーニ、そしてガッリアーニにはこれからも感謝し続けるだろう。彼らこそ僕のキャリアを輝かせてくれたんだ」
赤と黒のユニフォームを身に纏い、119試合を戦ったチアゴ・シウバ。アレッサンドロ・ネスタやパオロ・マルディーニといった伝説の名手らと共にピッチ上を走り回ったことも、彼にとっては素晴らしき想い出となっているにちがいない。