FIFA(国際サッカー連盟)は、スイス・チューリッヒで行われたザ・ベストFIFAアワードでレスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督を2016年のFIFA最優秀監督賞に選出した。UEFAチャンピオンズリーグを制したレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督や、EURO2016でポルトガル代表を初優勝に道いたフェルナンド・サントス氏を抑えての戴冠となった。
レスターのラニエリ監督は2015-16シーズン、降格の危機にあったチームを奇跡のプレミア制覇に導いた実績が評価された。ラニエリ監督は授賞式のスピーチで「家族、妻、エージェント、会長、選手、彼らがいなければ優勝はできなかった。そしてファンに感謝している。サッカーの神様はレスターが勝たなければならないと告げた。そして彼らはやり遂げた。いま私は65歳だがまだ始めたばかりの気持ちだ」とコメントした。英『Daily Mail』が伝えている。
そして「試合ではいつも新しい状況に直面する。問題を解決するためには心を鍛える必要がある。この成功のカギになったことはとても多く、一つを選ぶことができない。だが重要なことはすべてが適切にタイミングで動いたということだ」と続けた。
同日、発表された「FIFProワールドイレブン」には、レアル・マドリードとバルセロナから最多5名が選出されるも、レスターを含めプレミアリーグの選手は一人も選ばれなかった。