今季からチェルシーを率いるアントニオ・コンテは、4日のトッテナム戦がプレミアリーグ20試合目だった。20試合を消化した時点での成績は16勝1分3敗で、勝ち点49を稼いでいる。トッテナムには0-2で敗れたものの、ここまでの仕事は素晴らしい。
英『sky SPORTS』は、快調なスタートを切ったコンテと歴代の指揮官を比較。サー・アレックス・ファーガソン氏やアーセン・ヴェンゲルなどプレミアリーグを制した経験を持つ指揮官たちが最初の20試合でどのような成績を残していたかを振り返っている。
それによると、コンテよりも良い成績を収めている人物はたった1人しかいない。それは2004年からチェルシーを指揮したジョゼ・モウリーニョだ。モウリーニョは最初の20試合で15勝4分1敗を記録し、勝ち点49を稼いでいる。勝ち点ではコンテと全く同じなのだが、得失点差が5離れているとの理由からモウリーニョが1位になっている。
ファーガソン氏でも8勝7分5敗の勝ち点31、ヴェンゲルも全く同じ成績で勝ち点31、マンチェスター・シティを指揮したマヌエル・ペジェグリーニが14勝3分4敗で勝ち点45となっており、そう考えるとコンテのスタートは素晴らしい。しかも序盤戦はアーセナルやリヴァプールに黒星を喫し、調子が出てきたのは3バックに変更してからだ。その修正力は素晴らしく、コンテこそプレミアリーグを制するにふさわしい指揮官なのかもしれない。