ゼニトは3日、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが天津権健へ移籍することでクラブ間合意に至ったと発表した。
現在27歳のヴィツェルは、ベルギー代表の各年代でプレイ。同国代表の一員として、昨夏に開催されたEURO2016へ参加していた。一方、クラブでは日本代表GK川島永嗣も所属したスタンダール・リージュの下部組織出身で、2006年9月にトップチームデビュー。その後、ベンフィカを経て2012年9月にゼニトへ加入していた。
そして、夏の移籍市場でイタリアの絶対王者ユヴェントスへの移籍が目前と噂されたが、交渉が難航して実現せず。今冬、再びユヴェントスが獲得に動くと思われたが、元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロが指揮官を務めている中国の天津権健への移籍が決定的となった。
元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスやブラジル代表MFオスカルなどに続き、ヴィツェルも爆買いの標的となり、中国への移籍を決断した。もしかすると、今冬の移籍市場で中国へ移籍する欧州の一流プレイヤーは、まだまだ出てくるかもしれない。