ブラジル代表MFオスカルがチェルシーから中国の上海上港へ、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスも上海申花へ移籍するなど、最近は中国の動きが目立つ。特にテベスは世界最高の週給72万ユーロを受け取ると言われており、お金の力をフルに活かした爆買いが続いている。
こうした移籍には「お金目当て」との印象もあり、オスカルやテベスの決断には否定的な意見も出ている。中でもオスカルは25歳と若く、チェルシーを退団しても欧州のビッグクラブでプレイするだけの実力はあったはずだ。それだけに今回の判断を残念に思っているサッカーファンもいるだろう。
しかし、バルセロナMFアンドレス・イニエスタは中国移籍の決断を尊重すべきと語っている。英『Squawka』によると、イニエスタは「みんなそれぞれの未来があり、彼らの決断だ。それはリスペクトされるべきだよ。みんな欲望や、それぞれの意見があるのだからね」とコメントしており、お金目当てだったとしても尊重されるべきとの見方を示している。
今後も中国は信じられないような金額を使ってスター選手の獲得に動くだろう。欧州のビッグクラブも中国の動きを無視できなくなってきたが、選手の中国移籍もノーマルな判断として受け入れていくべき時なのかもしれない。