アシスト1位、ドリブル成功回数2位、チャンスメイク数2位 ミラン復権の命運は「8番」に託された

個の能力こそ必要

個の能力こそ必要

ミラン引っ張るスソ photo/Getty Images

ミランと言えば世界を代表する名門クラブの1つだが、近年の成績はビッグクラブにふさわしいものとは言えなかった。ところが現在は2位と勝ち点差2しか離れていない5位と、あるべき位置に戻りつつある。そしてそれを実現する立役者となっているのが右サイドのスソだ。

スソはここまでリーグ戦でチーム2位となる5得点を記録。アシストもチームトップの6、チャンスメイク数はチーム2位の28回、ドリブル成功数もチーム2位の34回を記録している。アシスト6はセリエA全体でも3位、ドリブル成功数も全体で5位の数字だ。誰の目から見てもスソがミランの主役であることは明らかだ。

スソ自身も、チームのパフォーマンスに手応えを感じている。伊『Gazzetta dello Sport』によると、スソはかつてビッグクラブとして称えられていた時代のミランに戻れると自信を持っており、今のパフォーマンスを続けていけば良い結果を得られるとコメントしている。
「今の順位表には驚いていないよ。今夏から、僕は今季良い結果を残せると思っていたからね。昨季まではユヴェントス、ローマ、ナポリとは差があった。でも今は僕たちもビッグクラブの1つであると証明している。もしこれを続けていけば僕たちは昔のミランに戻れるよ。重要なのは勝ち点を得ることだ。特に格下相手にね」

守備を固めて戦ってくる相手に対し、個の能力で打開できるスソのような選手は貴重だ。それこそスソがミランに必要な理由であり、彼がいなければ格下相手に 勝ち点を取りこぼすケースも増えていたはずだ。果たしてスソはチームをどこまで導いてくれるのか。全てはスソの継続性にかかっていると言ってもいいだろう。

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