注目の上位対決を制したペップ・シティ 指揮官はセカンドボールのトレーニングの重要性を実感

「2時間30分はセカンドボールの練習に費やした」

「2時間30分はセカンドボールの練習に費やした」

自身の哲学をプレミア仕様に昇華させることができるのか!? photo/Getty Images

18日にイングランド・プレミアリーグ第17節が行われ、マンチェスター・シティがアーセナルに2-1で勝利し、注目の上位対決を制した。

同クラブを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督がクラブ公式ホームページのコメントで、本拠地エティハド・スタジアムに駆けつけたファンに対して感謝の言葉を述べるとともに、逆転勝利を収めたことについて満足感を口にした。

「プレミアリーグのベストチームの一つから勝利することは、大きな意味があるね。(第14節)チェルシー戦と試合内容が似ていたけど、より多くのチャンスを作ることができた。前半は不運だったけど、とても良い試合だったね。僕らが試合を支配していたし、勝利によって選手たちに自信をもたらすことができたと思う。ファンのことを思うと嬉しいね。彼らは最後まで一緒に戦ってくれた。彼らに最後までスタジアムに残ってもらえるように、これからも良い試合をしないとね。ハル戦とリヴァプール戦までの8日間、しっかり回復に努めるよ」

また、同監督は直近の3試合に臨むにあたり、セカンドボールのトレーニングを重点的に行っていたことを明かした。

「過去3試合分のトレーニングで、2時間30分はセカンドボールの練習に費やしたね。それが上手くいったんだと思う。このリーグでは、セカンドボールに注意を払うのも試合の一部だと思う。直近の2試合ではその点が良くなっているんじゃないかな。ただ、僕らは背が高いわけじゃないし、フィジカルも決して強くない。だからこそ僕らはセカンドボールを拾うために、正しい場所で、正しい瞬間に、知性をもってプレイしないといけないんだ。今日の僕らはそれができていたね」

フィジカルの強さを前面に押し出す同リーグのプレイスタイルへの適応に苦しんでいるグアルディオラ監督。しかし、こうした厳しい状況のなかでも、自身の代名詞と言えるポゼッションサッカーをプレミア仕様に昇華させるという信念を貫くようだ。果たして、同監督の挑戦が実を結び、イングランドや欧州の舞台を席巻する日がおとずれるのだろうか。

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