Jリーグ王者の鹿島アントラーズは14日、FIFAクラブW杯の準決勝で南米王者のアトレティコ・ナショナル(コロンビア)と対戦した。
試合は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、前半に鹿島がPKを得る。これを土居聖真が落ち着いて決めると、後半終盤に遠藤康と途中出場の鈴木優磨が追加点を挙げて試合終了。鹿島が3-0で南米王者のアトレティコ・ナシオナルを撃破し、アジア勢初の決勝進出を決めた。
そんな中、FIFA主催の大会としては初めて導入されたVARについて、米『ESPN』が次のような問題を提起している。
「サッカーは予測不可能なゲーム。最高のプレイを示したチームが絶対に勝者になるとは限らない。これがサッカーに陶酔する理由の1つである。低得点のスポーツだからこそ、運が勝敗を左右するのだ。結果は最も重要な要因の1つだが、VARは慎重に使用しないと多くの問題を引き起こすだろう」
正確なジャッジができる反面、試合の流れを破壊したり、サッカーの醍醐味を失う可能性があることを指摘した米メディア。FIFAはVARを慎重に使用し、円滑に試合を進めてもらいたい。